登山や渓流釣りで、目の周りを無数のハエにたかられたり、スズメバチに威嚇されたり、ヤマビルに咬まれたりしたことはありませんか?
この記事では、メマトイ(コバエ)やスズメバチ、ヤマビル対策をまとめてみました。
目 次
コバエ・メマトイ
晩春から夏にかけて、登山道のそばに川流れる山に登ったり、魚を釣りに渓流に入ると、目の周辺をコバエにまとわりつかれて、ストレス100%で困ったことは誰でもあると思います。
こいつの正式な名前は、「クロメマトイ」や「マダラメマトイ」と言うそうです。
なぜ目に集まるのか?
- 涙のタンパク質とミネラルの栄養分が目的
- 黒いものが好き
なぜ目に飛んでくるのかというと、どうやら「涙」にある「タンパク質」や「ミネラルの栄養分」を欲していて、さらに黒いものが好きならしく、黒目の他に黒いカメラのレンズにも興味津々らしいです。
メマトイ・コバエ対策
少々手で追い払ったくらいでは、どうにもならないメマトイには、ハーブで対抗するのが良さそうです。
一般的な虫よけスプレーでは、目の周りには使えないので、万が一目に入っても大丈夫な、天然成分の虫よけ効果のあるハーブが最適。
特に虫よけ効果のあるハーブはミント草で、ミントの「すーっ」とした香りが、メマトイ・コバエには効果的です。
そしてミント草から成分だけを抽出したのが「ハッカ油」になります。
ハッカ油
天然成分のハッカにあるメンソール効果を虫は嫌うので効果的。
このハッカ油を帽子のつばやタオルかけて首から下げておけば対策完了です。
注意して欲しいのは、ハッカ油は強力なので、目や粘膜の近くに付くと、強い痛みを感じます。
もしも目の中に入ってしまったら、流水でしっかり洗い流してください。
レモンユーカリの虫よけパッチ
虫はレモンユーカリも嫌うそうなので、レモンユーカリオイル配合のパッチシールもおすすめです。
スズメバチ
夏が近づいてくると、どこからともなく「ブ~~ン!」「カチカチカチカチ」ってな音をたてて飛んでくるスズメバチ。橋の裏側によく大きな蜂の巣を見かけることもあります。
刺されると大変なスズメバチですが、基本的な習性を知っていれば、襲われる確率が小さくなるので安心です。
- 活動は昼だけ
- 雨が苦手
- 黒いものに攻撃してくる
行動するのは昼だけ
スズメバチは、夜は活動しないので注意するのは朝から夕方までです。 特に涼しい午前中は活発に行動するの注意です。
雨が苦手
スズメバチは雨や低温が嫌いです。雨は羽を濡らしてしまうので飛べなくなるからです。梅雨明けが注意です。
黒いものに攻撃してくる
スズメバチも黒い色が大好きです。攻撃してくるのは、白よりも黒なので、黒い帽子や黒いシャツやパンツは基本的に避けるのが無難です。
確かに黒の登山ウエアは格好がよく見えるのですが、遭難や事故のこともあわせて黒はアウトドアでは避けておいたほうが無難なコーディネイトになります。
ちなみに、黒は遭難して上空のヘリコプターや捜索隊から発見されにくく、熊になどの動物に間違われる可能性も少なくないですよ。オレンジが発見されやすいです。
ヤマビル
梅雨の時期になると、現れてくるのが「ヤマビル」です。登山に行きたくても「あそこの山域はヒルに噛まれるから辞めよう」って考える方も少なくないのでしょうか?
せっかくの休日を「ヤマビル」のせいで、予定変更するのはちょっともったいないので、簡単にできる対策で充実した休日にかえましょう!
咬まれたらどうなる!?
咬まれても感染症になることはないようです。血を吸われているときに「ヒルジン」というものを注入されしばらく皮膚の感覚が鈍くなり、血がだらだら出てきて、しばらくすると痒くなることがあります。
死ぬことはありません。
ヤマヒルはどこから忍び寄る!?
なんとなくヤマヒルは、木の枝にいて落ちてくるような気がしますが、そうではなくて「足もと」から取り付いて、靴をよじ登って、素肌に到達するのです。
ですので、ヤマヒル用のスプレーは、「足もと」に振りかけるのを忘れないようにするのが重要です。
ヤマヒルに噛みつかれたら時の対処法
ヤマヒルにかまれている事に気がついたら、次の方法で剥がすことができます。
- 塩水をかける
- 塩を振りかける
- ライターの火で炙る
ヤマヒルは、「塩」が苦手なので、塩水を靴や靴下に染み込ませても咬まれる対策になりますが、咬まれてかも「塩分」を振りかけることで剥がれてくれます。
もう一つの「ライターの火」を使うときは、十分火傷に注意してください。蚊取り線香を持っていれば、蚊取り線香の熱でやっつけた方が安全かと思います。
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